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me-al artのニューアルバム [NEW WORLD] 初回鑑賞レビュー

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me-al art [NEW WORLD] 期待に胸を膨らませて購入した。
携帯を忘れてタワレコのメッセージが撮影できなかったので後日撮影しにいってくる。
表紙の注意書きにギョッとしたが、ただのノイズではありませんという話だった。

newworld

ドキドキしながら開封する。
今回初めての挑戦であるが、聴きながら、同時にリアルタイムでレビューを書いてみた。

me-al art [NEW WORLD]

1曲目、私のはなし
ちょっと意外な幕開けだった。
今までとは少し異なった浮遊感。
どこか今までとは違う。
明るい。スルメ曲の予感。
(スルメのように聴けば聴くほど味が出るという意味)

2曲目、目覚めよ
これだ、これがミールアートだ。ゾクゾクする。
鳥肌が止まらない。里子さんの歌声が心に突き刺さる。
MacBookAirのスピーカーで再生した事をちょっと後悔している。
イヤホンで聴きたい。
歌詞が付いていないが、曲はしっかり4分ある。あとで歌詞を書き起こしてみよう。

3曲目、F
ここまで聴いてきて、また歌詞カードを見て直感で思うのが、
全体を通して歌詞にも曲調にもスッと抜けた明るさを感じる。
憂いや儚さの部分が抜け、しっかりした感じ。
曲がはっきり意志を持っている。
私は海老沢さんの透明感のあるギターが大好きだ。

4曲目、codependence
codependenceの意味を調べてきた。「共依存」。
こちらは従来の楽曲に近い疾走感のあるサウンドだ。
ギターソロかっこいい。
もう本当にMacBookAirはローが落ちるからイヤだ。失敗した。
渡辺さんのベースも本多さんのドラムももっとちゃんと聴きたい。

5曲目、心の羽根
ああ、やっぱり好きだなぁ、と里子さんの芯のあるまっすぐな声を聴いて浸ってしまう。
泣きたくなってきた。
これ好きだ。歌詞カードを読み込んでしまう。グッと来る。
生きていくのは決して平坦ではないけれどそれでも強く前に進んでいく。
自分のために生まれてきたんだ。
海老沢さんの歌詞だったことに今気がついた。
このアルバムで唯一の海老沢さん作詞。

6曲目、きみのかげ
1曲目でも感じた、今までにない浮遊感はこの曲でも感じられる。
里子さんの声色がやさしい。
懐かしい出来事を思い出すようなサウンド。
歌詞も読んでみたらそうなのかもしれない。
ちゃんと意味を読み込んだらゾクッとした。
真意を掴むには言葉が綺麗すぎた。

7曲目、ヒトリシズカ
茨城バンドっぽい印象だ。小刻みのギターとか。
やわらかい里子さんの声がたおやかに伸びる。
聞き惚れていたらアルバム表紙に注意書きがあったノイズに少しびっくりした。
油断してた。たしかに注意書きがないと不良品とも思いそう。
これもイヤホンで聴いてゆらゆら浸りたい。

8曲目、ブルーな天使
かわいらしい側面も持っているミールアート。
こちらはそんなナンバーだ。歌詞もかわいい。
歌詞の印象が変わったのもそりゃ、12年も経てば変わるよなと、今更納得している。
里子さんの歌詞は確実に前向きになっている。
それがうれしい。

9曲目、季節のない場所
これはまたじっくり聴きたい切ないバラードナンバー。
豪華なストリングスが響く。
打ち込みではなく生演奏でレコーディングされたものだと記憶している。
これもまた大好きな曲になりそうだ。
涙が出る。歌詞が共感して泣けるとか、そういう単純な問題ではない。
4人が作り出すこのサウンドの中に流れる空気が、訴えかけてくる形の無い何かが、聴き手の心の核心を突き、揺さぶるのだ。

10曲目、鸞弥栄
これまた調べてきた。既に解散している茨城県バンドCOCK ROACHの楽曲のカバー。
ランヒェイと読み、COCK ROACHのボーカルさんが考えた架空の鳥の名前だそう。
ミールに出会った頃、対バンで見させて頂いた事があるが、エモーショナルな力強いバンドだった。
これが茨城県バンドサウンドだなと感じつつ、ミールアートのサウンドにマッチしている。
男性ボーカルらしいかっこよさが感じ取れた。これもいい。

最後の11曲目、new world
アルバムタイトルにもなっているこの曲。
きた、きた、サビでガツンとくるやつだ、また鳥肌だ。
何回ゾクゾクさせれば気が済むのか。
それぞれニュアンスが異なっている鳥肌なのだ。

あっという間に聴き終わってしまった。
本当に一瞬のような48分間。

過去の楽曲を含め、恐ろしいほどに類似性を感じない。
ひとつひとつの楽曲が完成されてすぎている。
この時代、試聴もせずに迷わず購入できるバンドなんてそんなに居ないんじゃないかと思う。
me-al artは確実に裏切らないという確信があるからこそである。
現に12年間一度も裏切られる事は無かった。
最高のバンドに出会えたことが本当に幸せである。

新しい楽曲に触れたことが嬉しくて興奮していたけれど、
我に返ってみれば、この楽曲をライブで聴ける機会が4回しか無いのか。
急に悲しくなった。
やはり、全日とも通おうという思いが確信に近づいた。

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